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入院生活  [和田厨房道具]

長年患っていた椎間板ヘルニアの手術に踏み切ることにした。仕事柄重いもの持ったり、無理な体勢での厨房機器の修理などが多く、多少なりともリスクの伴う手術ではあるが、することを決断した。手術が近づくに不安も大きくなりナーバスに、ただ周囲には気づかれまいと明るく振舞っていようと心に決めていた。無事手術が終わり、足の痺れがとれ足先が動くことを確認し、ようやく心が晴れた気がした。

家業に入ってから6年あまりがたち、イタリア旅行以外でははじめての長期の休養。神様からいただいたこの休養を有効に使おうと、長い入院生活が退屈なものにならないために、本を読むことにきめ早速近くの本屋で、様々な分野の本を買って入院に備えました。その中の一冊に山口絵里子さんの「裸でも生きる」が含まれており、本屋でその本をみつけた時点でとても読みたいと思う本でした。なぜなら2年ほど前にTV番組のドキュメントを観たことがあり、そのときの印象が強烈に残っている女性だったからです。本の内容は割愛いたしますが、勇気が湧き、何かしなければと思わせる本です。山口さんはバングラデシュ・ネパールでかばんを製作し日本で販売している起業家です。人種批判などではなく相対的にまた実体験でも南アジアの方と商売をするのはリスクが高いものと思われます。その地でいろいろな困難がありながら前に進んでいる彼女はすごいのひとことにつきます。この本に出合えただけでもいい休養になったと思います。

  • [投稿日:2010-01-30 (土) 18:03]

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